第62回九都県市首脳会議の結果概要について
本日(11月13日(火))、首都圏の九都県市の首脳が一堂に会して、広域的課題に積 極的に取り組むことを目的とした標記会議が開催されました。
会議では、本市をはじめ、各都県市の首脳からの提案等について協議し、国等へ要望 すること等を決定しました。内容については、別紙のとおりです。
なお、本市からは、別紙「3 意見交換に係る合意事項」(6)の「総合的な雇用対策 の確立について」を提案し、緊急雇用創出事業臨時特例交付金による基金事業の継続及 び拡充を含む、新たな雇用対策を打ち出すことや、その構築にあたっては、地域の実情 に応じた事業ができるようにすることを国に要望することになりました。
出席者: 埼 玉 県 知 事 上 田 清 司 千 葉 県 知 事 森 田 健 作 東 京 都 知 事 代 理 副 知 事 猪 瀬 直 樹 神 奈 川 県 知 事 黒 岩 祐 治 横 浜 市 長 林 文 子 川 崎 市 長 阿 部 孝 夫 さ い た ま 市 長 清 水 勇 人 相 模 原 市 長 加 山 俊 夫
千 葉 市 長 熊 谷 俊 人(九都県市首脳会議座長)
<九都県市首脳会議 事務局> 千葉市 政策調整課 電話 043-245-5047
相模原市発表資料
平成24年11月13日 担当 広域行政課
電話 042-769-8248
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第 6 2 回 九 都 県 市 首 脳 会 議 の 結 果 概 要
平 成 24 年 11 月 13 日 九 都 県 市 首 脳 会 議 1 報告事項
(1)首都圏問題について
首都圏の再生等に向けて、国の大都市圏制度の見直しへの対応や業務核都市の育 成整備等に関する要望書の国への提出等を行った。引き続き、首都圏の再生等に向 け、情報収集に努めるとともに、共同の取組を進めることとした。
(2)廃棄物問題について
ア コーヒーショップで実施していたマイボトル・マイタンブラーの使用促進を継 続するとともに、学生団体と連携したリデュース・リユースに対する意識啓発を 図った。
また、「容器包装ダイエット宣言」の認知度の向上、事業者の取組促進及び参加 事業者数の増加を図る広報活動について検討し、12 月に開催する環境展(エコプ ロダクツ2012)へブースを出展し広報活動を展開することを決定した。
さらに、使用済小型電子機器等のリサイクル推進のために、家電量販店と連携 したモデル事業を実施している。
イ 産業廃棄物の適正処理の促進のため、九都県市廃棄物問題検討委員会ホームペ ージ(リサイクルスクエア)の内容の充実を図るとともに53の業界団体等と連携 し、適正処理に関する情報提供を行った。
また、産業廃棄物収集運搬業の許可について、全国一律で通用可能な許可制度 や、都県市間の相互承認等の合理化となる様々な制度のメリットやデメリットを 明らかにし、実現可能性に関する検討を行い、さらに、九都県市間において、収 集運搬業許可の申請書類や審査基準の統一化に向けた検討を行うこととした。
平成24年10月24日に「産廃スクラム30」と共同して産業廃棄物収集運搬車両 の一斉路上調査を行った。
ウ リサイクル関連法、廃棄物処理法等に関する問題点について課題を整理し、国 への要望事項を検討した。
また、今後は、検討した事項について、国に対して制度改正等の要望を行う。
(3)環境問題について
ア 地球温暖化対策について、これまでの実施結果を踏まえ、引き続き効果的な普 及啓発を実施するとともに、地球温暖化対策に関する調査研究や節電・省エネ対 策等の取組を検討・実施することとした。
また、再生可能エネルギーについて、太陽エネルギーを中心に、導入促進に向
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けた取組を継続していくとともに、熱エネルギーの有効利用について、効果的な 普及啓発を図ることとした。
環境分野における国際協力・途上国支援については、引き続きJICA等関係 機関と協議を進めていくこととした。
イ 大気中の窒素酸化物及び浮遊粒子状物質削減対策については、自動車排出ガス 対策として、引き続き九都県市で連携しながらディーゼル車規制の効果的な取組 を行うとともに、局地汚染対策等に関し、国等の動向を踏まえて、必要に応じて 国や関係団体に要請等を行うこととした。また、実効性のある流入車対策として は、環境により良い自動車利用の推進に向けて、荷主が取り組むべき事項をまと めたガイドラインを地域ごとに活用するとともに、九都県市が行う様々な事業に おいても活用することとした。このほか、エコドライブの普及について、講習会 の開催等を通した啓発活動を実施することに加え、他機関とのさらなる連携や効 果的な啓発活動について検討していくこととした。
さらに、低公害車の普及拡大を図るため、引き続き低公害車指定制度を運用す ることとしたほか、排出ガス低減性能の無効化機能を有する自動車への対応とし て、メーカーの動向を調査した。
ウ 東京湾の水質改善について、東京湾水質一斉調査(環境調査のほか環境啓発活 動等も含む)を継続・発展させることで、湾岸及び流域住民の東京湾再生への関 心を醸成するとともに、東京湾の汚染状況や汚濁メカニズムについて情報収集を 行い、水質改善対策に関する検討を進めることとした。
また、底質改善対策等の効果を検証するため、今後も各自治体からの東京湾底 質調査結果を収集し取りまとめるとともに、東京湾再生の取組等への活用を図る こととした。
エ 緑 地 保 全 の 推 進 に 係 る 税 制 上 の 軽 減 措 置 及 び 国 の 財 政 支 援 等 に 関 す る 国 へ の 要望を行った。また、緑の保全・創出施策に関連し、生物多様性の保全に寄与す る都市緑化について調査した結果をホームページにて公表した。
今後も引き続き、各都県市で緑の保全・創出に向けた普及啓発事業を進めると ともに、国への要望に取り組むこととした。
(4)防災・危機管理対策について
ア 国に対する提案活動、災害時帰宅支援ステーションの拡充、港湾施設及び防災 船着場に関する情報共有等を行い、地震防災及び危機管理対策の推進を図った。 災害時帰宅支援ステーションの拡充や認知度向上の検討、九都県市相互応援に
関する協定や関連マニュアルの見直し、国民保護に関する研修会の実施等を行い、 地震防災及び危機管理対策のさらなる強化を進めていく。
イ 東日本大震災の教訓や課題と、これまで実施した合同防災訓練の成果等を踏 まえ、かつ地域の特性を鑑み、「第33回九都県市合同防災訓練」を実施した。
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今後は、「第34回九都県市合同防災訓練」を実施するとともに、平成25年度 中に実施する「第7回九都県市合同防災訓練・図上訓練」の検討及び準備を進め る。
ウ 新型インフルエンザ対策の広域的な取組として、関係事業者及び自治体職員を 対象とした研修会の開催、特別措置法公布に伴う新たな課題の協議、国への要望 活動の実施並びに住民への部会活動の周知・啓発を行い、九都県市間の連携強化 を推進した。
引き続き、新型インフルエンザの発生と流行に備え、九都県市間での広域的な 取組内容の検討、自治体職員及び関係事業者を対象とした研修会の開催並びに必 要に応じた国への要望活動等を行い、さらなる連携強化を図る。
(5)首脳会議で提案された諸問題について
ア アクアライン通行料金引き下げを含む首都圏の高速道路について
アクアライン通行料金引き下げを含む首都圏の高速道路の料金について、その 施策等に関して、国等の動向を注視しつつ、情報交換・意見交換を行った。
また、東京湾アクアラインの料金引下げ社会実験の状況等を踏まえ、料金引下 げの効果等について情報交換・意見交換を行った。
今後もこれらについて、引き続き、情報交換・意見交換を行うこととした。 イ 九都県市における自転車安全利用対策について
5月の自転車月間に合わせて「九都県市一斉自転車マナーアップ強化月間」を 実施、秋の全国交通安全運動初日(9月21日)に一斉キャンペーンを実施した。
10月中は放置自転車対策や防犯対策と連動して自転車安全利用に関する広報 を実施した。また、自転車安全利用対策の強化について国へ要望することとした。 今後は、九都県市交通安全対策主管課で構成する協議会を設置し、「九都県市 一斉自転車マナーアップ強化月間」等の共同の取組を引き続き実施する。 ウ 首都圏のエネルギー問題について
首都圏のエネルギー問題について、各都県市の行政支援策を「供給面」「需要 面」「需給両面」の視点から取りまとめ、九都県市首脳会議のホームページに掲 載した。また、東京都の先行事業を検証しつつ、官民連携インフラファンドのあ り方を検討し、取りまとめた。
今後は、各都県市による行政支援策を推進するとともに、連携を強化していく。 また、官民連携インフラファンドの先行事業(東京都)を推進するとともに、九 都県市における情報の共有化、検証を行う。
エ 知識・情報資源としての図書館の活用について
連携共同企画展示については、「自慢したい風景」を共通テーマに、順次開催 した。
地域資料のデジタル化については、課題を抽出し整理した。
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ICT技術と図書館サービスの親和性は高く、ソーシャルメディアは有効なツ ールとして幅広く活用できる可能性があることから、今後も、各都県市で研究・ 活用をすすめるとともに、必要に応じて九都県市図書館間で情報交換にも用いる。 オ 国の出先機関の事務・権限の移譲に向けた研究について
首都圏における特区制度の活用などによる国の出先機関の事務・権限の移譲に 関する手法等に関し、九都県市への事務・権限の移譲手法や九都県市として優先 的に移譲を求める事務・権限の例について検討した。
今後は、必要に応じて検討の結果を参考としながら、国の出先機関の事務・権 限の移譲の推進を目指すこととした。
カ 地方の税財源の確保に向けた研究について
課税自主権の活用など、地方自治体が努力することによって新たな税財源を確 保する仕組みに関し、課税自主権の活用による地方自治体の新たな税財源の確保 や九都県市としての取組方針について検討した。
今後は、将来的な検討課題として、地方自治制度や地方税制度を検討している 国の研究会等による検討経過を注視していくこととした。
キ 首都圏連合フォーラムの今後の在り方について
首都圏連合フォーラムについて、会議の開催は、平成25年をもって終了する こととした。
ク 石油コンビナート等民間企業の減災対策について
各都県市の取組等についての情報共有や川崎市内の事業所の視察を行い、検討 課題や検討方法を明確にした。
今後は規制等を所管する省庁へのヒアリング等を実施し、さらなる課題把握に 努めるとともに、国への要望活動を行う等、その対策を実施することとした。 ケ 首都圏の防災力の強化について
首都圏の防災力の強化に向け、首都圏における、国や九都県市の防災拠点の整 備状況や、国の合同庁舎等の集積状況について調査を行った。また、首都圏の防 災力の強化に関する九都県市の意見を取りまとめ、国に対して提言を行うことと した。
今後は、国の新たな被害想定を踏まえたバックアップ体制のシミュレーション を検討する等、引き続き首都圏の防災力の強化に向けて、共同の取組を進めるこ ととした。
コ 行政情報の無い要支援者の早期発見について
行政情報の無い要支援者の早期発見について、九都県市の現状・取組状況を踏 まえて検討し、課題を取りまとめた。
今後は、国の動向などを注視しながら、各都県市で取組を進めるとともに、行
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政情報の無い要支援者を早期発見するための方策等について、国に対して情報提 供等を行い、九都県市間による資料提供や意見交換を行っていくこととした。 サ 九都県市における子育て支援策について
子育て支援の取組について、各都県市の取組の状況の情報交換を行うとともに、 連携できる取組の抽出等について意見交換を行った。
今後は、共同キャンペーンの実施などについて検討を行うともに、引き続き、 各都県市の子育て支援の取組について情報交換を行っていくこととした。
(6)「九都県市のきらりと光る産業技術」について
別紙1 のとおり、首都圏の優れた企業及びその産業技術を首都圏共通の財産とし て紹介し、表彰することとした。
2 協議に係る合意事項
(1)地方分権改革の推進に向けた取組について ア 地方分権改革の実現に向けた要求について
第二期地方分権改革が、個性豊かで活力に満ちた地域社会を実現するという地 方分権改革の基本理念を貫徹し、真の分権型社会が早期に実現されるよう、九都 県市としての意見を取りまとめ、別紙2 のとおり、国に対して要求を行うことと した。
イ 首長の在任期間の制限に関する意見について
首長の在任期間の制限について、地方の自主性・自立性を高めるとともに、地 方政治改革を推進するため、九都県市としての意見を取りまとめ、 別紙3 のとお り、意見表明を行うこととした。
3 意見交換に係る合意事項
(1)地震災害への対応力強化について
首都直下地震をはじめとする震災から住民の生命、身体及び財産を守るため、 震 災 へ の 対 応 力 強 化 の た め の 取 組 や そ れ に 資 す る 有 用 な 取 組 に 関 す る 積 極 的 な 情報提供、ヘリサインの整備推進について、九都県市としての意見をとりまとめ、 別紙4 のとおり、国に対して提言を行うこととした。併せて、密集市街地において、 排水栓を消防団や町会・自治会が、新たに消火用水利として使用する取組及び東京 都帰宅困難者対策実施計画について会議の場で紹介した。さらに、緊急輸送道路の 沿道建築物の耐震化について、九都県市で取組の重要性を共有した。
(2)首都圏三環状道路等の整備促進と一体的で利用しやすい料金体系の構築について 高速道路ネットワークの機能強化は喫緊の課題であることから、首都圏三環状道 路等の早期完成と、一体的で利用しやすい料金体系の実現、とりわけ東京湾アクア ラインの恒久的な料金引き下げについて、九都県市としての意見をとりまとめ、 別紙5 のとおり、国に対して要望を行うこととした。
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(3)新たな子ども・子育て支援制度について
平成 27 年度からの本格施行が想定されている新制度の実施に当たって、地域の 実情に十分に配慮した子ども・子育て支援の充実が図られるよう、公費負担のあり 方や待機児童対策推進の観点から、九都県市としての意見をとりまとめ、別紙6 の とおり、国に対して要請することとした。
(4)女性の活躍による経済の活性化について
女性の就業率向上は我が国全体の課題であり、特に子育て中の女性が働き続ける ためには経済界の自主的な取組が不可欠である。そこで九都県市が一体となって 女性が働きやすい職場環境づくりや女性の活躍を応援する社会気運の醸成を行う こととし、具体的な方策について首都圏連合協議会において検討することとした。
(5)地域における分散型電源等を活用したエネルギー環境の構築について
特定の地域内において、自家発電設備や太陽光発電設備等により、地域で自らが 創った電力を、電力の品質を確保しつつ、敷地を越えた複数の建物や施設間で相互 融通が可能となるよう電気事業法等の規制を緩和することについて、九都県市とし て意見を取りまとめ、 別紙7 のとおり、国に対して要望を行うこととした。
(6)総合的な雇用対策の確立について
緊急雇用創出事業臨時特例交付金による基金事業の継続及び拡充を含む、新たな 雇用対策を打ち出すことや、その構築にあたっては、地域の実情に応じた事業が できるようにすることについて、九都県市としての意見を取りまとめ、 別紙8 の とおり、国に対して要望を行うこととした。
(7)居所不明児童生徒に係る対策について
居所不明児童生徒に係る対策として、国等による居所不明情報のデータベース化 も含めた他自治体との情報共有の方策や、教育委員会と児童相談所、保健所等との 連携のあり方、支援が必要な児童生徒の洗い出しの課題等について、首都圏連合 協議会において検討することとした。
(8)人口減少社会に対応したコンパクトで活力のある郊外部のまちづくりについて 今後の人口減少・少子高齢社会の進展を踏まえた郊外部のまちづくりに関して、 快適で利便性の高いコンパクトなまちを形成し、持続可能で活力のある都市づくり を進めるため、諸課題の共通認識を深め、解決に向けた取組事例の情報共有や国の 制度化などに向けて、首都圏連合協議会において検討することとした。
4 次回は、平成25年春、埼玉県主催で開催する。
都県市
製品・技術の名称 企 業 名
製品・技術の概要 MOS-FETを用いた超低損失ダイオー
ド(逆流阻止回路) 株式会社ベルニクス コンパクト色彩選別機
株式会社安西製作所
次世代流体解析ソフトウェア
「Particleworks」
プロメテック・ソフトウェア株式会社
「X線ステレオ方式」を用いた電子回路 基板検査装置
株式会社アイビット
南米放送局向けデジタルモジュレー ター
株式会社芙蓉ビデオエイジェンシー 医大発「マリアンナ化粧品」
株式会社ナノエッグ
着脱が容易な電動ユニットを装備した 電動手動兼用車いす
株式会社オーエックスエンジニアリン グ
金属箔切断用超精密カッター
ホッカイエムアイシー株式会社 薄型・小型・高分解能ロータリーエン コーダ
マイクロテック・ラボラトリー株式会社 相
模 原 市
ロボットに高精細な動きを実現させるためには高 性能なロータリーエンコーダが不可欠である。 MEH-30Tシリーズは薄型・小型化という省スペー ス化を実現するとともに、200,000P/Rというクラス 最高水準の分解能を有する。
地上波デジタル信号の受信、復調、デコードを独 自のIC技術により一つの機器により処理できる、 世界でも類を見ない製品。
聖マリアンナ医科大学の皮膚科学研究チームと の共同研究から生まれた臨床化粧品。日本で初 めてDrug Delivery Systemを化粧品に配合。皮膚 内部にまで薬を届ける経皮吸収促進剤「ナノ キューブ」を配合。
東 京 都
神 奈 川 県 横 浜 市
川 崎 市
千 葉 市
「粒子法」という手法を用いて、液体を扱う様々な 模擬実験をコンピューター上で可能にしたソフト ウェア。化学メーカーにおいて、プラスチック原料 かき混ぜプロセスの見える化に活用され、自動車 メーカーにおいて、エンジン内のオイル流動の分 析に活用されている。
X線を複数の傾斜方向から照射し、画像処理で任 意の深さの面の画像を得る「X線ステレオ方式」に より、従来のX線透過画像では検査が困難な多層 の電子回路基板を効率よく検査できる装置。 千
葉 県
電動車いす全体をコンパクトにまとめる事により、 操縦性・取り回しを改善した。電動ユニットの着脱 が容易な為、車載時等の重量負担を軽減できる 事から、障害者の行動範囲を広げ、社会復帰の 手助けとなるツールとして開発した製品。
リチウムイオン電池工程で使用される金属箔を精 密に切断するためのカッターを製作。超精密加工 技術を応用し平面度1µm以下の精度を実現。
「平成24年 九都県市のきらりと光る産業技術」表彰企業一覧
さ い た ま 市
従来のダイオードでは避けられなかった順方向電 圧による損失を約1/10にまで大幅低減する逆流 阻止回路。ダイオードを逆流阻止として用いてい る電子回路全てに省エネルギー、小型化、コスト 低減のメリットをもたらす。
コンパクト・低価格ながらも、米、麦や豆などを高 速かつ高精度で良品と不良品に選り分ける色彩 選別機。
埼 玉 県
別紙1
地方分権改革の実現に向けた要求
地域の自主性・自立性を高め、個性豊かで活力ある国家を築くためには、地方 分権改革の着実な推進が不可欠である。
そこで、本日、九都県市首脳会議は、政府に対し、真の分権型社会の構築に向 け、政治主導で迅速かつ全力で取り組み、地方の意見を十分に踏まえ大胆な改革 を断行するよう、以下の事項を強く要求する。
また、我々も当事者として、強力に改革を推進していく決意で臨むものである。
Ⅰ 真の分権型社会の実現
地方自治体が地域の特性を生かし自主的・自立的な行財政運営を行うことが できるよう、「補完性の原則」に則った国と地方の役割分担の適正化や、地方 の自由度の拡大などの観点から、次の改革を徹底して行うこと。
(1)更なる権限移譲の推進
国と地方の役割分担の徹底した見直しを進め、国から地方への権限移譲及 び都道府県から基礎自治体への権限移譲を大幅に進めること。
その際、移譲先の地方自治体に財政負担が生じないよう、確実な財源措置 を行うこと。
(2)更なる義務付け・枠付け等の見直し
国による関与、義務付け・枠付けについては、地方からの意見を十分踏ま え、早期に、廃止を基本とした更なる見直しを徹底するとともに、法制化に より既に設定されたものの撤廃も含め、「従うべき基準」の設定は行わないこ と。また、条例による法令の上書き権を認めるなど地方自治体の条例制定権 を拡大すること。
(3)ハローワークの地方移管など、国の出先機関の原則廃止の確実な実現 国の出先機関の事務・権限については、住民に身近な行政はできる限り地 方自治体にゆだねることを基本に、都道府県・指定都市に移譲し、国の出先 機関の原則廃止を確実に実現すること。
その際、事務事業に必要な税財源等を一体的に移譲するとともに、人員の 移管については、地方と十分に協議を行うこと。
また、以下の事項を踏まえて取り組むこと。
ア ハローワークについては、地方が担っている事務・権限との一元化に より、住民の利便性向上などの大きなメリットを生み出せることから、
別紙2
埼玉県・佐賀県における「ハローワーク特区」の実施にとどまらず、地 方への移管を早期に実現すること。
イ 「直轄道路」、「直轄河川」については、早期に国において財源措置等 の具体的な制度的枠組みを個別協議の前提として明示するとともに、地 方が求めるものについて適切な移管時期などを関係自治体と十分に協議 した上で、移管すること。
ウ 「ハローワーク」、「直轄道路」、「直轄河川」以外の事務・権限につい ては、各府省が行った「自己仕分け」の範囲にとどめることなく、地方 が求める事務・権限を速やかに移譲すること。
(4)「国と地方の協議の場」の実効性ある運営
国と地方は対等・協力の関係にあるとの基本認識のもと、引き続き地方の 意見を真摯に受け止め、確実に政策に反映させること。
そのため、政策の企画・立案の段階から、法に基づく分科会も含め、協議 事項について十分に説明するなど、実効性のある協議の運営を行うこと。
また、地方側の代表者の数を増やすとともに、指定都市の代表者を正式な 議員として位置付けるよう見直しを行うこと。
(5)真の分権型社会の実現に向けた「地域主権推進大綱(仮称)」の策定 真の地方分権改革を実現するため、「地域主権推進大綱(仮称)」を早急に 策定すること。
策定に当たっては、地方との協議を事前に十分行い、地方の意見を反映さ せること。
(6)地方自治体の裁量権を広範に保障する地方自治法の抜本改正
現行の地方自治法をはじめとする地方自治制度は、地方自治体の組織・運 営の細目に至るまで規定し、事実上、国が地方行政を統制する仕組みとなっ ていることから、地方自治体の裁量権を広範に保障するため、地方の意見を 十分に踏まえ、早急に地方自治法を抜本改正すること。
(7)「自らの判断と責任で行政を運営する」という原則に立った国等の裁定的 関与の見直し
地方自治体が行った処分について、国や都道府県が審査請求・再審査請求 の手続を通じて関与する裁定的関与は、国民の権利利益を迅速かつ公正に救 済する仕組みにも配慮した上で、地方自治体が自らの判断と責任において行 政運営を果たせるよう見直すこと。
Ⅱ 分権型社会にふさわしい地方税財政制度の構築
地方の課税自主権の強化を前提とし、国と地方の役割分担に応じた税財政制 度を確立するため、次の改革を一体的かつ強力に推進すること。
その際には、我が国最大の大都市圏である九都県市の行財政需要を的確に反 映するなど、それぞれの地域の特性を十分に考慮すること。
(1)税源移譲の確実な推進
地方が担うべき事務と権限に見合った地方税源の充実強化を図るため、国 と地方の税体系を抜本的に見直し、必要な地方への税源移譲を確実に進める こと。
また、真に住民に必要なサービスを地方自らの責任で自主的、効率的に提 供することができるよう、税源の地域偏在性が小さく、安定的な税収を確保 でき、地方が自主性・自立性を発揮できる地方税体系を構築すること。
(2)地方の参画の下での「社会保障・税一体改革」の推進と地方税財源の確保 地方自治体は、医療、介護及び子育て施策など幅広い社会保障行政におい て、サービスの運営・給付主体として、重要な役割を果たしている。
このことを踏まえ、社会保障・税番号制度を含め、今後の社会保障制度改 革に当たっては、「国と地方の協議の場」や「社会保障制度改革国民会議」を 通じて地方の意見を的確に反映させるとともに、新たな制度の詳細を早期に 提示し、地方が円滑な施行を図れるようにすること。
また、今後も増加が見込まれる社会保障分野に係る行政需要に見合った地 方税財源を確保すること。
(3)地方法人特別税及び地方法人特別譲与税の確実な撤廃
不 合 理 な 暫 定 措 置 で あ る 地 方 法 人 特 別 税 及 び 地 方 法 人 特 別 譲 与 税 は 確 実 に撤廃し、国税化された法人事業税を地方税として復元すること。
また、地域間の税収格差の是正は、都市の税源を奪い、その税収を地方間 で水平調整する方法ではなく、地方分権を踏まえた国・地方の税体系の実現 や、行財政需要を的確に反映させる地方交付税制度の構築など、地方税財政 制度を抜本的に改革する中で行うこと。
(4)地球温暖化対策に関する地方税財源化の制度の創設
地方自治体が地球温暖化対策に果たす役割と責任などを踏まえ、地方の意 見を取り入れながら、地方税財源化の制度を早急に創設すること。
(5)地方の貴重な財源である自動車取得税及び自動車重量税の見直しにおける 地方税財源の確保
自動車取得税及び自動車重量税の見直しを行うに当たっては、これらの税 が地方自治体の都市基盤整備などの貴重な財源となってきた経緯等を踏まえ、 国の責任において安定的な地方の税財源を確保すること。
(6)地方の行財政需要の的確な把握、必要な交付税総額の確保及び臨時財政対 策債の廃止
地方交付税については、地方の行財政需要を的確に把握し、地方の安定的 財政運営に必要な交付税総額を確保するとともに、地方交付税は、地方固有 の共有財源であることを明確化し、国による義務付けや政策誘導を排除する こと。
また、地方財源不足の解消は、これまでに発行した臨時財政対策債の償還 財源を含め、税源移譲や地方交付税の法定率引上げ等によって確実に対応す ることとし、地方が国に代わって借り入れる臨時財政対策債を廃止すること。
なお、特例公債法案の成立が見込めないことに伴い、地方交付税について も予算執行の抑制が行われたことは遺憾である。
本来、予算と特例公債法案は一体的に審議されるべきであり、今後、国に おいては、このような措置を繰り返すことがないよう、責任ある対応をとる こと。
(7)税源移譲までの経過措置とすべきである地域自主戦略交付金の取扱い 国庫補助負担金については、地方への税源移譲を中心とした抜本的改革を 進めるべきであることから、地域自主戦略交付金は、税源移譲までの経過措 置とし、国は速やかにその工程を明らかにすること。
地域自主戦略交付金の交付に当たっては、首都圏の都市基盤整備等の意義 や役割を踏まえた行政需要を斟酌した上で配分額の算定を行い、各団体が担 うべき事業の必要額が安定的・確実に確保できるようにすることとし、国の 一方的な財源捻出の手段として総額削減は行わないこと。
また、地方自治体間の財政調整は、地方交付税により行うべきであり、地 域自主戦略交付金による財政力格差の是正は行わないこと。
さらに、対象事業の拡大や、将来の税源移譲を見据えて事務手続の簡素化 を図るとともに、対象となる要件や補助率を撤廃するなど国の関与は最小限 とし、地方の自由度を高め、地域の知恵と創意が生かされる制度とすること。
(8)国と地方の役割分担を明確にした国直轄事業負担金の見直し
国直轄事業負担金の見直しに当たっては、国と地方の役割分担を明確にし
た上で、国が行うべき事業は、国が全額費用負担し、地方が行うべき事業は、 権限と必要な税財源を移譲するとともに、見直しの具体的な手順等を盛り込 んだ工程を早急に示すこと。
ま た 、 国 直 轄 事 業 の 実 施 や 変 更 に 当 た っ て は 、 国 直 轄 事 業 負 担 金 を 負 担 する都道府県及び指定都市の意見を確実に反映すること。
なお、国は、地方が国に支出した国直轄事業負担金について、厳正な検査 を行い、不適切な支出を防止し、不適切な支出等があった場合は地方自治体 に負担金を返還する仕組みを検討すること。
平成24年 月 日
内閣総理大臣 野田 佳彦 様
九都県市首脳会議
座長 千 葉 市 長 熊 谷 俊 人 埼 玉 県 知 事 上 田 清 司 千 葉 県 知 事 森 田 健 作 東京都知事代理 副知事 猪 瀬 直 樹 神 奈 川 県 知 事 黒 岩 祐 治 横 浜 市 長 林 文 子 川 崎 市 長 阿 部 孝 夫 さ い た ま 市 長 清 水 勇 人 相 模 原 市 長 加 山 俊 夫
首長の在任期間の制限に関する意見
首長の在任期間の制限については、九(八)都県市首脳会議において、全員 一致で意見を取りまとめ、平成18年11月以来、アピールしてきたところで あるが、地方の自主性・自立性を高めるとともに、地方政治改革を推進するた め、本日改めて、次のとおり意見を表明する。
首長の在任期間については、幅広い権限を有する首長の時間的分権という観 点から、地方分権の基本的な考え方である各自治体の「自己決定・自己責任」 の原則を尊重し、法律により一律に制限するのではなく、在任期間を制限する かどうかや、制限する場合の在任期数などを条例にゆだねる仕組みとするよう、 関係法令を改正すること。
平成24年11月13日
九都県市首脳会議
座長 千 葉 市 長 熊 谷 俊 人 埼 玉 県 知 事 上 田 清 司 千 葉 県 知 事 森 田 健 作 東京都知事代理 副知事 猪 瀬 直 樹 神 奈 川 県 知 事 黒 岩 祐 治 横 浜 市 長 林 文 子 川 崎 市 長 阿 部 孝 夫 さ い た ま 市 長 清 水 勇 人 相 模 原 市 長 加 山 俊 夫
別紙3
地震災害への対応力強化の取組について
先の東日本大震災では、想定をはるかに超える甚大な被害が発生した。
その教訓を踏まえ、九都県市においては、防災計画の改定を進めると
ともに、必要な対策に取り組んでいるところである。一方、国では、中
央防災会議において、 「首都直下地震モデル検討会」を設置し、首都直下
地震等の被害想定について見直しを行っている。また、延焼危険性や避
難困難性が高い密集市街地について、平成 32 年度までに概ね解消するこ
とを目標に、対策を重点的に進めていくこととしている。
近い将来、日本国内での大規模な地震の発生が懸念される中、発災時
に住民の生命、身体及び、財産を守り、震災後にも迅速な復旧・復興の
取組ができるようにするために、地震災害への対応力強化の取組を一層
加速させていくことが重要である。
例えば、密集市街地など甚大な被害が想定される地域においては、建
物の不燃化・耐震化や避難経路確保、空地の確保などの取組を行い、災
害に強い都市を早期に実現していかなければならない。また、主要な防
災拠点や都県市等を連絡する緊急輸送道路の沿道建築物については、震
災時の建物倒壊による道路閉塞を防ぐため、耐震化を強力に進めて行く
必要がある。
さらに、こうした取組を着実に実施していくため、国は、自治体への
財政支援をはじめ、新たな制度・仕組みづくりや必要な法改正を積極的
に行うべきである。
以上を踏まえ、地震災害への対応力の強化に向けて、以下に取り組む
ことを提言する。
1 首都直下地震をはじめとする震災から住民の生命、身体及び財産を
守るため、国は、新たな被害想定に基づき、防災・減災に向けた取組
を加速すること。
2 国は、九都県市が実施する震災への対応力強化の取組について、必
要な財源を確保するとともに積極的な財政支援を実施すること。
3 国は、地震をはじめ災害への対応力強化に資する九都県市等の有用
な取組について、全国の自治体においても早急に活用されるよう、積
極的な情報提供に取り組むこと。
別紙4
4(1) ヘリサインの整備について、国が主導的な役割を担い、自治
体、民間等に対して整備を行うように働きかけるとともに、整
備に係る財政的支援を行うこと。
(2) 国施設についてアクセスポイントとなるヘリサインの整備を
推進していくこと。
平成24年 月 日
内閣総理大臣 野 田 佳 彦 様
総 務 大 臣 樽 床 伸 二 様
国土交通大臣 羽 田 雄 一 郎 様
内閣府特命担当大臣(防災)
下 地 幹 郎 様
九都県市首脳会議
座長 千 葉 市 長 熊 谷 俊 人
埼 玉 県 知 事 上 田 清 司
千 葉 県 知 事 森 田 健 作
東京都知事代理 副知事 猪 瀬 直 樹
神奈川県知事 黒 岩 祐 治
横 浜 市 長 林 文 子
川 崎 市 長 阿 部 孝 夫
さいたま市長 清 水 勇 人
相 模 原 市 長 加 山 俊 夫
首都圏三環状道路等の整備促進と一体的で利用しやすい料金体系の構築
について
持続可能で活力ある国土・地域の形成のためには、国民の安全・安心を
守り、地域経済の活性化や地域連携、国際競争力の強化などに資する高速
道路ネットワークの機能強化は喫緊の課題である。
特に首都圏では、 首都圏中央連絡自動車道や東京外かく環状道路などの
環状道路の整備が遅れており、 都心部への自動車交通の集中による深刻な
交通渋滞や災害時における代替性・多重性の欠如などを招いている。
首都圏三環状道路は、 これらの問題を解決することが期待されるととも
に、首都圏の広域的な連携を図るうえでも重要な道路である。
とりわけ、首都圏中央連絡自動車道は、首都圏から放射状に延びる高速
道 路 と ネ ッ ト ワ ー ク を 形 成 し 、 東 京 湾 ア ク ア ラ イ ン と 一 体 と な っ て 、東
日本と西日本を結ぶ大動脈であるとともに、 成田空港と羽田空港をはじめ、
陸 ・ 海 ・ 空の拠点を結ぶ首都圏における基幹ネットワークであるが、 大栄・
横芝間については、 他の区間と比べ事業の進捗が極めて遅れている状況に
あり、早期の全線開通に向けた取組みが急務である。
一 方 、 高 速 道 路 は 、 運 営 主 体 ・ 料 金 体 系 が 異な る 複 雑 で わ か り に く い
料金や環状道路を利用することによる割高感などにより、 ネットワークと
しての機能を十分に発揮できていない状況にある。
国では、 今秋から社会資本整備審議会道路分科会の国土幹線道路部会に
おいて、料金施策の検討に着手するところであり、東京湾アクアラインを
含む首都圏の高速道路について、 ネットワークとしての機能を十分に発揮
できるよう一体的で利用しやすい料金体系を構築することが必要である。
ついては、このような状況を踏まえ、次の事項を要望する。
1 首 都 圏 三 環 状 道 路 で あ る 首 都 圏 中 央 連 絡 自 動 車 道 、 東 京 外 か く 環 状
道路、首都高速中央環状線並びに、横浜環状北線及び北西線の早期完成
を図るとともに、これらに必要となる財源を確保すること。
別紙5
2 首都圏中央連絡自動車道で開通目標が明確でない区間について、 早期
完成に向け、より一層の整備を推進すること。
特に、大栄・横芝間について、来年度から全線にわたり本格的な事業
の展開を図り、ミッシングリンクとならぬよう早期開通を図ること。
3 東京外かく環状道路の常磐自動車道・東関東自動車道間については、
開通目標に向け、早期整備を図ること。
また、関越自動車道・東名高速道路間については、予定どおり確実
に 完 成 さ せ る と と も に 、 東 名 高 速 道 路 以 南 に つ い て も 、 計 画 の 早 期
具体化を図ること。
4 首都圏の高速道路について、 より外側の環状道路へ交通誘導を行うと
ともに、同一発着同一料金を基本とし、複数の料金体系による割高感の
解消や、 長距離利用者や大型車の利用促進等にも対応した一体的で利用
しやすい料金体系を実現すること。
と り わ け 、 東 京 湾 ア ク ア ラ イ ン に つ い て は 、 首 都 圏 に お け る 交 流 ・
連携の強化、地域経済の活性化や都心部の迂回機能を強化させるため、
現在進められている料金引下げ社会実験の検証結果などを十分踏まえ、
地方負担を伴わないよう、国策として恒久的な通行料金の引下げを実施
すること。
平成24年 月 日
内閣総理大臣 野 田 佳 彦 様
財 務 大 臣 城 島 光 力 様
国土交通大臣 羽 田 雄一郎 様
九都県市首脳会議
座長 千 葉 市 長 熊 谷 俊 人
埼 玉 県 知 事 上 田 清 司
千 葉 県 知 事 森 田 健 作
東京都知事代理 副知事 猪 瀬 直 樹
神奈川県知事 黒 岩 祐 治
横 浜 市 長 林 文 子
川 崎 市 長 阿 部 孝 夫
さいたま市長 清 水 勇 人
相 模 原 市 長 加 山 俊 夫
新たな子ども・子育て支援制度について
子ども・子育て支援関連3法が平成 24 年8月 10 日に成立し、 27 年度か
らの本格施行をめざしている。
子ども・子育て支援の充実を図るという制度変革の趣旨・目的を短期
間で具体化し、円滑な移行を進めるためには、地方自治体をはじめとし
た関係者への十分な説明と協議を行うとともに、利用者、事業者の理解
が得られるよう、広報・周知に努める必要がある。
新制度の実施に当たって、地域の実情に十分に配慮した子ども・子育
て支援の確実な充実が図られるよう、次の点について要請する。
1 現行の運営費の対象となっていない、アレルギー児や被虐待児等へ
の個別的・専門的対応、食育や地域の子育て支援などの経費も新制度
における公費負担の対象とすること。
2 現在、地方自治体が待機児童対策のために独自に認定している保育
施設を新制度における公費負担の対象施設とできるよう、施設認可の
基準の設定について地方の裁量を拡大すること。
3 保育需要の拡大に対応し、子ども・子育て支援に係る人材を確保・
育成するため、保育士・幼稚園教諭等の待遇改善や育成が十分に図れ
る給付水準の設定など、実効性ある対策を講じること。
4 保育所等の整備を円滑に進めるため、平成 24 年度末が期限となって
いる安心こども基金の延長の早期決定と積み増しを行うこと。
また、国と地方との協議のもと制度設計を早急に行い、新制度移行
に必要な準備にかかる経費や、地方独自の子育て支援施策、地方自治
体が認定している保育施設への助成も含め、財政措置を講じること。
別紙6
5 新制度移行後における、児童福祉法に基づく保育所整備への交付金
については、増大する保育需要への対応が適切に図られるよう、現行
の安心こども基金の補助水準(補助率:4分の3以内)を維持すると
ともに、必要な予算を確保すること。
平成 24 年 月 日
文部科学大臣 田 中 眞紀子 様
厚生労働大臣 三 井 辨 雄 様
内閣府特命担当大臣(少子化対策)
中 塚 一 宏 様
九都県市首脳会議
座長 千 葉 市 長 熊 谷 俊 人
埼 玉 県 知 事 上 田 清 司
千 葉 県 知 事 森 田 健 作
東京都知事代理 副知事 猪 瀬 直 樹
神奈川県知事 黒 岩 祐 治
横 浜 市 長 林 文 子
川 崎 市 長 阿 部 孝 夫
さいたま市長 清 水 勇 人
相 模 原 市 長 加 山 俊 夫
地域における分散型電源等を活用したエネルギー環境
の構築について
東日本大震災以降、電力の安定的な供給が課題となっており、東京電
力管内においては、需要家側の節電行動等による省エネ効果などにより、
電力需給がひっ迫するような危機的状況に陥ってはいないものの、火力
発電所の老朽化が進んでおり、その設備更新が課題になっているなど、
今後、需給バランスが悪化する可能性があり、国民生活や事業者の経済
活動に多大なる影響を及ぼすおそれは否定できない状況にある。
戦後構築された大規模集中型電源の限界が明らかとなり、エネルギー
システムに関して大きな転換期を迎えている。国においては、新たな革
新的エネルギー・環境戦略を策定し、電力システム改革等が進められて
いるが、依然として将来の電力の安定供給への不安は拭い去れていない。
こうした中、エネルギーの安定供給の確保やエネルギーセキュリティ
の向上に向けて、「大規模集中型エネルギーシステム」を補完する地域
主体の分散型電源を活用した「自立・分散型エネルギーシステム」の構
築により、大規模集中型と分散型のバランスあるエネルギーシステムを
創っていくための電力システム改革が必要となっている。
このような考えを踏まえ、特定供給においては、これまで系統電力と
ミックスしての供給は認めていなかったものの、この度、一部運用の改
善がなされたところであるが、さらなる地域における分散型電源等を活
用したエネルギー環境の構築に向けた取組が必要となっている。このた
め、セキュリティレベルが高く、地域の特性に応じたエネルギー環境が
実現できるよう次のとおり要望する。
○ 特定の地域内において、平常時には、電力使用のピーク時における
系 統 か ら の 電 力 使 用 の 削 減 等 に 資 す る た め 、 ま た 、 災 害 等 の 非 常 時
( 系統停電時 ) には、業務等の継続に当たって最低限の電力を確保する
ため、自家発電設備や太陽光発電設備等により、地域で自らが創った
電力を、電力の品質を確保しつつ、敷地を越えた複数の建物や施設間
での相互融通が可能となるよう電気事業法等の規制を緩和すること。
別紙7
平成24年 月 日
経済産業大臣 枝野 幸男 様
九都県市首脳会議
座長 千 葉 市 長 熊 谷 俊 人
埼 玉 県 知 事 上 田 清 司
千 葉 県 知 事 森 田 健 作
東京都知事代理 副知事 猪 瀬 直 樹
神奈川県知事 黒 岩 祐 治
横 浜 市 長 林 文 子
川 崎 市 長 阿 部 孝 夫
さいたま市長 清 水 勇 人
相 模 原 市 長 加 山 俊 夫
総合的な雇用対策の確立に関する要望書
全国の完全失業者数は平成24年8月時点で約277万人であり、 今春の
大卒者の就職率は約6割にとどまるなど、 雇用を取り巻く状況は依然深刻で、
無職の期間が長くなるほど就労に結びつく可能性が低くなる傾向にあり、 そ
のまま生活困窮者となった場合、 社会保障制度の維持がますます困難になり
ます。
これまで、 緊急雇用創出事業臨時特例交付金による基金事業など国の緊急
的な雇用対策により、失業者の当面の生活基盤を確保し、雇用情勢の悪化を
最小限に抑制するなど一定の成果をあげてきました。 現行の基金事業は原則
的に本年度で終了することとされておりますが、今後も、今までの事業を継
続することも含め、 求職者を確実に正規又は長期の就労へ結びつけられるよ
う、実効性の高い事業を新たに確立することが必要です。
そのためには、企業や求職者の多様なニーズを的確に捉え、これまで以上
にきめ細やかな事業を実施することが求められます。このため、地域におけ
る企業や求職者の実態をよく知る地方自治体がより主体性を発揮し、 支援の
対 象 を これ ま で の枠 に と らわ れ ず 失業 者 か ら学 生 に まで 拡 大 する こ と や ニ
ート・フリーターなどに対応するための拠点を整備することなどにも対応で
きる基金事業を含め、 幅広く多様な対策を講じることができる地方自治体の
自 主 性 を重 ん じ た制 度 の 構築 と そ れを 実 行 する た め の財 源 の 確保 が 必 要 で
す。
そこで、総合的な雇用対策の確立に向け、次のとおり要望します。
1 緊 急雇 用 創 出事 業 臨 時特 例 交 付金 に よ る基 金 事 業の 継 続 及び 拡 充 を 含
む、新たな雇用対策を早急に打ち出すこと。
2 新たな雇用対策を打ち出す際には、十分な財源を確保すること。
3 新たな雇用対策の構築にあたっては、地方自治体の自主性を重んじ、地
域の実情に応じた事業ができるようにすること。
別紙8